平岩医院

愛知県碧南市 内科・循環器内科・糖尿病内科・眼科

院長 平岩堅太郎 / 副院長 平岩紀子

診療案内 [眼科]

アレルギー性結膜炎について

近年10人に1人は主に春先に花粉症による目のかゆみや痛みなどの症状に苦しんでいるといわれ、日常生活に大きな支障を来します。
花粉を回避しながら薬剤を上手に用いて治療を行い、より快適な日常生活を送っていただきたいと思いますので、今回は花粉症(アレルゲン)によるアレルギー性結膜炎の原因や予防治療についてお話したいと思います。

1.花粉症とは
目に見えない外敵から体を守る組織を『免疫』と呼びますが、この『免疫』の働きがかえって人間に害を与える場合があります。これをアレルギーと呼びます。
花粉症はアレルギーの一つです。
花粉症の原因は花粉です。花粉が目や鼻の粘膜に接触することでアレルギー症状が現れます。
2.花粉の種類
・スギ、ヒノキ…春
・カモガヤ、ハルガヤ…夏
・ブタクサ、アキノキリンソウ…真夏から秋にかけて、主に花粉で飛びます。
3.症状
アレルギー性結膜炎の人の60%の人は同時にアレルギー性鼻炎にかかっています。
症状は目のかゆみ、充血、めやに、涙、クシャミ、鼻水、鼻閉などが主ですが、まぶたの周りの皮膚のただれや角膜の傷を生じることがあり、目の痛みやまぶしさを訴えることもあります。
4.治療
眼症状に対しては
(1)化学伝達物質遊離抑制薬(抗アレルギー薬)点眼
(2)ステロイド薬の点眼を用います。
(1)…抗アレルギー点眼薬は、長期連用によってステロイド点眼薬の様な副作用を生じることがないので、第一選択薬となっていますが、効果が現れるまでには期間を要するので、ステロイド点眼薬と併用することがあります。
(2)…ステロイド点眼薬は長期連用によって、眼圧の上昇や白内障、感染に弱くなるなどの副作用が出る可能性がありますので、
ア) 短期間の使用
イ) 眼科医の指導と眼圧のチェックなどの診察のもとに使用する。
などの注意が必要です。
抗アレルギー薬、ステロイド剤も
ア) 決められた点眼回数を守らないと効果が十分に現れません。
イ) 症状が良くなっても勝手に治療を中断しないでください。かゆみのない目も点眼してください。
薬物による治療以外には、減感作療法と呼ばれる体質改善の治療があります。これはアレルゲンのエキスを少量づつ注射して徐々にアレルゲンに対する免疫を作りアレルギーの症状を軽くする方法です。この方法は治療に長期間を要し、必ずしも効果が現れるとは限りません。かなり根気のいる治療ですが、一年中アレルギーで苦しんでいる方には良いかと思われます。
5.予防
(1)スギ花粉に合わない人は杉の木のある所に行かない。また、花粉が多いときには外出を控えます。
(2)外出時はマスクやメガネをかけ、帽子をかぶります。
(3)帰宅時は、玄関で衣類をはたいて花粉を室内に持ち込まない。
(4)顔、目、髪を良く洗い、花粉を落とします。
(5)疲れをとり、睡眠を十分にとりストレスをなくします。
(6)空気清浄機などで室内の花粉を減らします。
(7)たばこ、お酒、刺激性の強い香辛料などの摂取を控え目にします。
6.季節前投与
アレルギー性結膜炎のある人は、花粉が飛ぶ2週間くらい前より、抗アレルギー剤を使用することで花粉症の症状をやわらげることができます。
今年は昨年の3倍の花粉が飛ぶと予想されています。この文章を読まれて日常生活を少しでも快適に過ごしていただければと思っております。
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